ブルガリの定番人気モデル「ディアゴノ クロノグラフ」は、残念ながら「基準外品」、つまり偽物が多く出回っています。

ロレックスなどに比べると古いモデルの偽物が多く、品質が低いため真贋の判断が比較的容易なものが多い印象です。
しかし、ある程度の知識がないと、誤って仕入れてしまう可能性も。時計に詳しくない方は特に注意が必要です。
🚨偽物を見抜く! 真贋鑑定の重要ポイント🚨
購入後に後悔しないためにも、以下のポイントに注目して真贋鑑定を行いましょう。
✅ 型番に相違がある
今回ご紹介する偽物はかなり品質が低かったため、非常に分かりやすい特徴がありました。その一つが型番の相違です。
ブルガリの時計の裏蓋には基本的に型番が刻印されています。この偽物には「SD38S」と刻印されていましたが、皆さんもぜひインターネットで「SD38S」と検索してみてください。この時計とは違うモデルが出てくるはずです。
本来、SD38Sは「ディアゴノ スクーバ」というダイバーズウォッチの型番です。この時点で偽物だと判断できます。ただし、ごく稀に裏蓋だけ交換されている可能性もゼロではないので、念のため他の箇所も確認してみましょう。

✅ 裏蓋やブレスの刻印がレーザーかつ字体が違う
これも古い偽物の特徴です。写真のようにレーザーで刻印されており、全体的に薄い刻印が特徴です。
また、この年代の偽物は似せようと努力は感じられるものの、字体が明らかに違います。「BVLGARI」のロゴが縦長になっているのが見て取れるでしょう。

✅ クロノグラフ針が秒針になっている
偽物のクロノグラフに多く見られる特徴として、クロノグラフ針が秒針として動いてしまっている点が挙げられます。この仕様はコピー品である可能性が極めて高いです。
低品質な偽物は、クロノグラフの機能を備えていないムーブメントを使用していることがほとんど。そのため、本来クロノグラフの計測に使用するはずのセンター針が、時計の通常の秒針として常に動き続けてしまいます。
本物のブルガリ ディアゴノ クロノグラフでは、インダイヤルがクロノグラフの積算計とスモールセコンド(永久秒針)として機能しますが、偽物ではこれらが単なる飾りで、そもそも動かない場合がほとんどです。
✅ブレスの角のエッジ
こちらも基準外品の特徴のひとつです。
高級時計は肌に当たっても痛くないようにブレスなどのエッジが肌触りの良いように加工されています。
ですが、基準外品の多くは手間がかかっていないので、手で触るとエッジが立っていて痛いです。
時計の真贋鑑定には、こういった手触りもポイントになります。

📢まとめ📢
今回ご紹介した偽物は、少しの知識さえあれば簡単に判断できる、まさに時計の真贋鑑定の基本中の基本と言えるものでした。これらのポイントを参考に、しっかりと見極めてください。