今回はルイ・ヴィトンとNIGOコラボ「LV2コレクション」のシティ・キーポル M45963 の基準外品をご紹介します。

非常に人気の高いアイテムで古物市場では25万円前後で取引がされている高額商品です。
こちらは未使用品レベルの綺麗な状態でしたので、ついつい買い取ってしまいたくなるところでしたが、真贋鑑定をしてみると基準外品でした。

近年の基準外品の為、キャンバスやパッチの素材の質感などはちゃんと作られており、細かな部分をちゃんと見ておかないと騙されてしまうかもしれません。
正規品ではおかしいと感じる作りを見極めていくことが大切です。

定番アイテムとは違って、正規品でも手に触る機会は多くないアイテムですので、気をつけてくださいね。

真贋鑑定ポイントは⏬

✅縫製が雑・正規品と違う縫製
正規品の縫製を知っていると、すぐに分かる箇所があります。
比較画像のように基準外品は縫製が途切れてしまっています。

またストラップのバッテンの縫製も雑ですし、歪みがあったり、ピッチが違ったりと品質が悪い箇所が多いです。

✅コバの塗りが雑・はみ出ている
こういった細かい部分を綺麗に仕上げられていないのも基準外品の特徴です。

正規品であってもはみ出ている事はありますが、ほとんど全てのコバが雑に仕上げられる事はありません。

✅刻印が違う・斜めになっている
内側のタグのロゴが再現できていません。
デザイン字体も違うのか、それとも型を綺麗に取れなかったのか、潰れてしまっています。

また、タグに対しての配置もおかしく、斜めになっています。

クオリティとしては低い方ではありますので、ちゃんとポイントを抑えておけば真贋鑑定の難易度は低いアイテムです。