時計には文字盤を守る為にガラスがついています。
この風防ですが時計によって種類があります。
風防は大きく分けて
「プラスチック」
「ミネラルガラス」
「サファイアガラス」の3種類になります。
時計の年式や価格帯によって使われる種類が異なる為、真贋にも役立ます。
1940~1960年頃に主に使用されていた風防がこのプラスチック風防です。
通称プラ風防と呼ばれています。
特徴は割れにくく、膨らみあるドーム型の風防です。
◆ 交換が必要でも1万円以下で交換出来る
◆ 小さな傷は研磨でとることが出来る
◆ 視認性が抜群
◆ ヴィンテージ感が出た味のあるシルエットになる
◆ 傷が入りやすい
◆ 欠けやすい
◆ 高級感は少ない
一般的には新品定価が5万円以下のモデルはこのミネラルガラスが使われる事が多いのが特徴です。
◆ 交換が必要でも1万円以下で交換出来る
◆ 小さな傷は研磨でとることが出来る
◆ プラスチック風防よりは硬度が高い
◆ 傷が入りやすい
◆ 欠けやすい
◆ 高級感は少ない
高級時計に最も使用されていて、傷などもつきにくく高価な素材です。
一度、傷がつくと消す事は出来ませんので交換は可能ですが高額です。
◆ 硬度が高く傷がつかない
◆ 現代的で高級感あるシルエット
◆ 風防代が非常に高額
◆ 加工がしにくい
◆ 研磨する事が出来ない
見分け方については爪でトントン叩いて下さい。
プラスチック風防ですと非常に軽いカツカツといった音が鳴ります。
サファイアクリスタルですとズッシリとした感触で固いガラスを叩いた感じと触っていただくと分かると思いますが冷たいです。
あともう一つ、ダイヤモンドセレクターによる判別方法もできます。
ダイヤモンド程では無いですがサファイアガラスも熱伝導率が高いので反応します。
逆にプラスチック風防は一切反応しません。
最近人気の復刻モデルなどは加工技術の発達でアンティーク感の演出の為ドーム形風防が採用されています。
風防の情報も駆使して真贋や査定に利用して下さい。
何と言っても、その驚異的な硬度にあります。サファイアガラスは標準的なガラスの約2倍の硬度を持ち、ダイヤモンドと同じくらいの硬度を持っています。
ダイヤモンドは鉱物の硬度を測るモース硬度において10、サファイアは9の値を持っています。
つまり、サファイアガラスは、ダイヤモンドや同等の硬度を持つ研磨剤で直接接触しない限り、ほとんど傷がつかない、という事になります。
サファイアガラスは硬いだけでなく、強度もあります。
天然に存在するサファイアと似たような性質を共有しているため、2000メガパスカルの圧縮強度を持っています。これは、ステンレスの約10倍の強さになります。
熱衝撃への耐性は、サファイアガラスのもう一つの利点と言えるでしょう。サファイアは2030℃という非常に高い融点を持っています。
消費者は不意の落下やキズをあまり気にすることなく、腕時計を使用することができます。
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