今回は、スペインの世界遺産であるアルハンブラ宮殿にインスパイアされた、エレガントなデザインで人気の「ロエベ グラナダ」ショルダーバッグについて、その**”基準外品(偽物)”**の見分け方を解説します。
「シンプルながら細部に凝った作りだから、まさか偽物なんて…」と思われるかもしれませんが、残念ながらこういったモデルにも基準外品は存在します。しかも、古物市場ではあまり出回らないモデルだからこそ、知っておくべき真贋ポイントがあるのです。
あなたの目利き力を高めるために、以下の重要ポイントに注目してください。
真贋鑑定の重要ポイントはここ!
✅ 金具の裏面ビスの確認
LOEWEロゴ刻印の字体: 歪みや潰れなど、不自然な箇所はありませんか?正規品は精緻に刻印されています。
ビスの処理: 裏面のビスの処理が非常に粗雑な場合は要注意です。
保護シールの状態: 基準外品によく見られる特徴として、保護シールが金具より大きく、雑にカットされて貼られていることがあります。
✅ すべての金具のロゴ刻印をチェック
フラップやショルダーなど、バッグに施されているLOEWEロゴの刻印はすべて確認しましょう。
字体の汚さや彫りの粗さが見られる場合は、基準外品の可能性が高いです。特にショルダー金具の刻印は、その違いが分かりやすい傾向にあります。
✅ 箔押しロゴの鮮明度
金具の刻印と同様に、バッグ本体に施された箔押しロゴの確認も重要です。
字体が滲んでいたり、文字が繋がっていたりと、雑さが目立つ場合は偽物の兆候です。
✅決定的な判断材料:まさかの取り付けミス!
今回発見された基準外品の中には、フロントのマグネット金具に刻印されているLOEWEロゴのパーツが、なんと逆さまに取り付けられていたケースがありました。一見、エラー品かと思われがちですが、上記に挙げた各箇所の粗悪なクオリティと合わせると、これは明らかに劣悪な基準外品の証拠となります。
【触って分かる、素材の違和感】
さらに、見た目の特徴だけでなく、実際にバッグを触ってみると、その品質の違いは歴然です。
レザーの質感: 本来のロエベのレザーはしなやかで上質な手触りですが、基準外品は硬く、品質の悪さが感じられます。
スエードの状態: 内張りのスエードも、正規品のような滑らかさがなく、酷い型崩れを起こしていることがあります。
これらの要素は、ロエベの正規品が持つ高い品質基準とは到底認められないものです。