カリスマデザイナー ヴァージル・アブローが手掛けたルイ・ヴィトンの名作も残念ながら成功案コピー品が出回っています。今回は見分け方とポイントをお伝えします
モノグラムラインのソーラレイ ミニ ソフトトランクのコピー品です。
全体的にカッチリとした作りで、遠目に見るとルイ・ヴィトンの製品に見えるかもしれません。
縫製も全体的に細やかで、使っている素材の質感も画像では判別が難しいほどです。
特徴的なモノグラムのエンボス加工もかなり精巧にコピーされています。
なぜこの技術を正しい方向に使えないのか、とても残念です。
柄の入り方もずれてはおらず、分かりづらくなっています。
ファスナーと平行に入っている縫い目もしっかりとした作り。
縫い目の幅も均一になっている場所が多いです。
もちろん本物のルイ・ヴィトン製品には及びませんが、経験の浅い買取スタッフなら見抜けないでしょう。
金具のロゴもきれいに刻印されていました。
文字のゆがみなどもなく、書体やフチまでの距離も自然に見えます。
まずはここを見れば一目瞭然です。
中のタブが非常に安っぽい作りになっています。
ルイ・ヴィトンの製品もこの部分のレザーは切りっぱなしで、処理されていないことがありますが、ここまでペラペラの革ではありません。
裏から見るとさらにわかりやすいですね。
ルイ・ヴィトンの製品はこんな雑な作りになっている場所はありません。
RFID(ICチップ)で商品管理する流れになっているので、今後はこういったタグもなくなっていくと考えられます。
ぱっと見てわかるほど、返し縫いされています。
本物ならここまでがっつり二重になっている縫い目はありません。
金具が止められた箇所が歪んでしまっています。
こういった全体のフォルムのゆがみも大きなポイントです。
使用によって形が崩れることもありますが、本物は直角に近いフォルムです。
端に向かって、幅が狭くなっている箇所がありました。
左側の縫い目との幅が違ってしまっていますね。
ルイ・ヴィトンの職人が作ったものにこういった縫い目はありません。
金具が変形してしまっています。
左右を見比べるとよくわかりますね。
遠目に精巧な偽物と思えても、やはり細部を見ると一目瞭然なのです。
お気を付けください。
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