1969年のアポロ11号による人類初の月面着陸、その歴史的大偉業に同行し、世界で初めて月に降り立った時計が、オメガの「スピードマスター」です。
生産開始から60年以上経ているにもかかわらず不動の人気を誇りますが、その歴史の中で幾度かのマイナーチェンジが行われました。
Cal.321を搭載した第一~第四世代は有名ですが、実は第五世代の文字盤変遷も見逃せないところです。
その第五世代にあたるのが通称「下がりr」です。
搭載ムーブメントがCal.321からCal.861へと変更されたことは周知の通りですが、外装の変化も非常に顕著でした。
通称「下がりr」とはその変遷の中にあたるもので、文字盤12時位置のspeedmasterロゴの、最後部スペル「r」の書体が下に伸びているモデルでSも縦に伸びていて、ヴィンテージ感が渋いです。
近年、一気に価格上昇、まだまだ高騰するかも?
今では40万円台~が当たり前で、個体によっては70万円~90万円台の物まで存在します。
型番:ST145.022(一部限定モデルなどにも同仕様が見られる)
製造期間:1968年~1990年代(スピードマスター第五世代)
参考価格:40万円台~
参考になれば幸いです。
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