LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、広範囲にわたる店舗閉鎖や海外旅行の混乱により、今年上半期の時計と宝飾品の売上が急減速したと報告しました。
同グループは、1月から6月までの時計・宝飾品事業の収益が39%減少したと述べ、世界的なコロナウイルスの影響が全ブランドにプレッシャーを与えていると指摘し、米国、日本、ヨーロッパが最も大きな影響を受けた地域であることを強調しました。
しかし、LVMHが所有するブルガリは第2四半期に中国の回復に乗じて、拡張現実体験を通じたファインジュエリーライン「バロック」を発表したと言います。
また、B.ZERO1「ロック」コレクションを拡大し、リング、ブレスレット、ペンダント、イヤリングを追加しました。
ショーメは、1年間の改装を経てヴァンドーム広場をリニューアルオープンしました。
また、中国では、WeChatでの販売サイトを立ち上げたことで、勢いを取り戻しています。
LVMH の時計ブランドであるタグ・ホイヤーとウブロは、年初の好調なスタートを切ったにもかかわらず、小売受注が減少。
しかし、タグ・ホイヤーのスマートウォッチなどの新製品が市場の注目を集める一方で、セルペンティ・セドゥットーリ・トゥールビヨンやオクト・レペティション・ミニッツなどのデザイン性の高いモデルは、買い手の関心を引きつけ続けました。
LVMHは「時計と宝飾品のブランドは、デジタルに特に重点を置いた、ターゲットを絞った投資を行い、流通の質と生産性に焦点を当てたプログラムを継続していきます」と方針を明らかにしています。
LVMHの2020年上半期の全体の収益は、2019年の同時期と比較して27%減少。
LVMHの会長兼CEOであるベルナール・アルノー氏は、2020年上半期の世界的な危機に対するLVMHグループの「並外れた回復力」を挙げました。
LVMHは、市場の活性化の兆しがあるにもかかわらず、今年の残りの期間も警戒を続けているが、アルノーは2020年下半期の力強い回復にも期待しているようです。
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