2020年の間にすでに大幅に上昇している金の価格は、今週、1オンス(28.3495グラム)あたり1,773米ドル(19.1万円)を突破し、7年ぶりの高値を更新しました。
この動きは、各国でコロナウイルスの第二波が発生していると考えられていたこと、経済活動への新たな制限の恐れ、米国連邦準備制度理事会(FRB)による新たな刺激策の可能性への反応でもあります。
先週、世界の様々な地域で新たなコロナウイルス陽性例が急増し、米国のいくつかの地域では、それまで緩和されていたロックダウン制限が再び適用されたことが引き金となったわけです。
前の週の数字と比較すると、25%の上昇があったと推定されています。
この週の間に、米国の3つの州で記録的な増加が報告され、ブラジル、ラテンアメリカ、インドでも新たなピークを迎えつつあります。
国際通貨基金(IMF)が、世界的にも主要国でも今年の経済成長予測をさらに引き下げると発表したことは、今後の金融業界の不確実性に拍車をかけました。
一部の利益確定の影響で価格はピークを脱しましたが、2012年に最後に見られた1,760ドルの水準を超えています。
ドルインデックスがほぼ1週間以上の安値まで下落し、株式市場が揺らぐ中、新たな安全な場所を求める投資家からの金への需要により、価格は急上昇しています。
ゴールド・カウンシルによると、先週のETFへの金の流入量は27.3トンに達したとのこと。
最大手のETFであるSPDRゴールド・シェア(GLD)の総保有量は1,166トン(3750万オンス)で660億米ドルに達し、それぞれ2013年4月と2月以来の高水準となっています。
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