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2019.09.20

国内金価格の史上最高値・最安値をご存知ですか?

国内金価格の史上最高値は1980年1月の1g=6,495円です。

このとき何が起こっていたかというと、1978年12月のイラン革命をきっかけに起きた「第二次オイルショック」。それと旧ソ連がイスラム原理主義ゲリラを抑えるために起こした「アフガニスタン侵攻」です。

高インフレ(物価の高騰)による金の値上がり期待と、冷戦の緊張が高まる中、安全資産として金が買われ、急騰しました。

この時、ドル建ての金価格も急騰し、それまでの最高値である875ドルをつけたのですが、前述した通りドル建て金価格は2000年代に入ってこの時の高値をあっさり更新します。

ところが国内金価格は1980年1月の6,495円が現在も史上最高値のままです。

ドル建てと円建てで最高値をつけた年代がこうも違うのは、1980年代と2010年代ではドル/円レートの水準が大きく異なるためです。

1980年1月当時は1ドル=240円台でしたが、2011年9月は70円後半。30年で3倍も円高が進んだのです。

前述したように国内金価格は、ドル建て価格を円換算した価格が基準となるため、円高は国内金価格を押し下げるのです。

そして1980年以降の史上最安値は836円です。

国内における1980年以降の史上最安値は、1999年9月につけた836円。当時は1kgの金が100万円以下で買えたのですね。

最安値の方はドル建ての金価格とほぼ同じ時期に(ドル建ては1999年8月)記録しており、その背景には、前述したように米国の好景気とドルへの信頼がありました。

米中貿易摩擦やホルムズ海峡の緊迫、朝鮮半島の政情不安、香港危機、サウジ石油関連施設への攻撃や、18日(日本時間19日午前3時)に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明や政策金利・経済見通しの発表を控えることなどから先行きが見えませんが今の所、好調をキープしていると言えるのではないでしょうか?

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