ルビー 天然・合成の見分け方 光の見え方やカットもヒントに

合成ルビーの特徴は、不自然な程色が美しい事と、内包物が全くない事です。

ほとんどの天然のルビーには内包物が混じっている為、内包物がないという事だけでも合成ルビーと疑う事ができます。

しかし、中には天然に近い、内包物を含んだ合成ルビーもあるようですので、ご注意下さい。

天然と合成の違いのチェックポイント

紫外線に当ててみる
紫外線(ブラックライト)を当てて判断する事もできます。

蛍光反応を示し、真っ赤に輝いたら合成ルビーの可能性が高いです。

天然ルビーも(特に質の高いミャンマー産のルビーは、「強い赤色蛍光」をタイ産のルビーは、含まれる鉄分によって蛍光が抑えられるため、「弱い赤色蛍光」)蛍光反応は出るので紫外線を当てただけで、100%の判断をする事は注意が必要でしょう。

カットで判断する

天然ルビーのカットは、ほとんどが左右非対称です。

天然の色の美しさと大きさを引き出す事が重要なので、カットは左右対称にならない事が多いからです。

形を整える為に無駄に削るより、少しでも大きく残すことを優先している為、きれいな左右対称の形をしていたら、もしかしたら合成ルビーかもしれません。

光の見え方をチェック

石を光にかざしてみましょう。

天然ルビーなら、光の帯がまっすぐ60度の角度で見えます。

合成ルビーでは、光の帯が見えないか、見えてもその帯は曲がって見えます。

ベルヌーイ法という手法で作られた物の特徴。

① 特徴的な、湾曲した成長線(カーブライン)
② 気泡から判断できます。

カーブラインは研磨痕と混同しやすいですが、カーブラインは石内部、研磨痕はファセット上に限定されることから見分けられます。

フラックス法という手法で作られた物の特徴。

一般に10mmの結晶成長に3ヶ月ほどかかります。

従ってルースも天然同様に1~2カラットと小さいものが大半です。

生成機器が非常に高価な為にそこまで一般的には出回っていない合成方法です。

特徴としては天然の場合シルクインクリュージョンは3方向のみですがフラックス法は
網目やカーテンの様な海藻の様なインクリュージョンが見て取れます。

含浸ルビーの特徴

ルビーに光を当てて、キラリと光らせた時に表面にヒビのような線が見える物。

それは、ほぼ間違いなく鉛ガラス含浸処理ルビーです。

鉛ガラスを充填されたルビーは、天然石ではありますが、処理石と呼ばれ、宝石としての価値はありません。

鉛ガラスもガラスの一種である為、気泡ができやすいのです。
通常のルビーには気泡はありません。

気泡が入っているルビーは、鉛ガラス含浸処理ルビーの可能性があります。

参考になれば幸いです。