ダイヤモンドの産地レポートがGIAから出ました。
宝石に詳しい方は「ダイヤモンドの産地なんてどうやって調べるの・・・?」と思うかもしれませんが一体どんな仕掛けなのでしょう?
まず鉱山を採掘する協力企業が産地情報データを提供
元々の原石状態でダイヤモンドを検査しデータをGIAに登録
ルース状態で再度データを登録し、上記の「1」や「2」とマッチさせる
とにかく大変、何せ採掘されたのは何百年も前だったりしますし、その何百年もの間に世界をグルグルと回っていますし、モノが小さいので別の何かが紛れ込む可能性も高いので大変なんです。
GIAはこれを鉱山レベルで徹底して管理することで、ダイヤモンドの産地レポートを出すことに成功したようです。
具体的には、
原石状態で固有のID番号を割り当て
原石時点で「物理的な計測」「分光分析」「成長構造の分析」「写真/ビデオによる撮影」を実施・記録
研磨後、原石ID番号と共にGIAに鑑別に出すと、その原石評価とのマッチングによって産地証明をレポート
というプロセスになるそうです。
産地レポートの対象国は
2019年7月現在、対象国はカナダ、南アフリカ、ボツワナ、ロシア
の4カ国です。
今回のレポートは「産地分析」ではなく、あくまで「産地レポート」という所がポイントです。
つまり「お家にあったダイヤモンド、これどこ産かな〜」と調べることはできません(笑)
気になる方はGIAサイトへ
実際のレポート内容をダウンロードすることができます。
https://www.gia.edu/report-check?reportno=5201236355
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