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2020.02.22

ニッカ、「竹鶴」3種類を原酒不足で終了へ!

ニッカウヰスキーが、主力のウイスキー「竹鶴」のうち、ラベルに熟成年数が入った高級な「17年」「21年」「25年」の3種類の販売を3月末で終了することが今月12日に分かりました。

原酒が足りないそうです。

年数の入っていない「竹鶴 ピュアモルト」は同時期にリニューアルして販売を続けるそうです。

ニッカは2014年以降、ウイスキーの原酒不足で「竹鶴」のほか、「余市」や「宮城峡」の一部商品で出荷を制限しています。

原酒をたるに詰め、長期間熟成させる必要があるため、国産ウイスキーの需要の高まりに供給が追い付いていない状況です。

ウイスキーのエイジド物は、現在でも今後も希少品なのは変わりないので価格が落ちることは考えにくく、投資する人がまた増えそうですね。

メーカー側も残りのエイジド物を小出しに販売してくるはずですから、限定販売品も目を光らせておきたいですね。

80年代後半から90年代にかけて、ウイスキー全体の人気がなくなって消費量が減った冬の時代」がありました。売れないのだから当然、メーカーは生産量を落とします。

ウイスキーの熟成には年数がかかりますから、人気が出てきたからといって増産しても、出荷できる量をすぐには増やせません。

冬の時代の生産量の少なさが、いまだに影響しているわけです。

原酒不足は世界的な現象ですが、特に手に入りにくいのが国産ウイスキーだというのは事実です。

国産ウイスキーは、2000年くらいから海外で賞を獲ったりして徐々に人気が出てきて、2014年の「マッサン」放送の前後から国産ウイスキーを買って転売する人たち、いわゆる転バイヤーの動きが活発化してきました。

これにコレクターが反応して、「山崎」「白州」「竹鶴」余市」といったビッグネームはわかりやすく市場も大きいので狙われてしまい、すぐに高値で取引されるようになり、さらに品薄に拍車がかかって今に至っているわけです。

メルシャンの「軽井沢」も、ものによってはマンションの頭金かというぐらいの価格で出品されています。

今後も価格高騰が予想される竹鶴は目が離せませんね。

 

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