金市場の売り圧力が強まる FRBは長短金利操作の効果を認めず

米連邦準備制度理事会(FRB)がイールドカーブ・コントロールプログラムの効果はほぼないとの見解を示したため、金市場は圧力を受けたまま下落し、セッションの安値まで下落しました。

金価格

※イールドカーブ・コントロールプログラム
いわゆる「長短金利操作」のこと。長期金利と短期金利の誘導目標を操作し、債券の利回り(金利)と償還期間との相関性を示したイールドカーブを適切な水準に維持すること。

7月の金融政策決定会合の議事録でFRBが債券利回りの抑制に消極的であることが示されたことから、金市場の売り圧力が強まりました。

12月の金先物は1オンス1,951.90ドル(約206,986円)で取引されていたが、この日は3%下落しています。

同時に、最新の議事録では、中央銀行の新たな取り組みについてはほぼ明らかにされていません。

イールドカーブ・コントロールプログラムは今のところ予定外のようですが、議事録には「経済の減速が続く場合には中央銀行は行動する準備ができている」と書かれています。

米連邦準備制度理事会(FRB)は債券利回りに上限を設ける、という考えを押し退けた格好です。

さらにエコノミストは「現在進行中の新型コロナウイルスの感染拡大に対する金融政策の対応を検討しているため、連邦準備制度理事会は過渡期にあるようだ」と指摘しています。

実質長期金利が低下したことで、金価格は史上最高値を更新しました。

ただし、今後、ワクチンの開発に進展があったり、追加の経済対策が米国で行われた場合、金価格は下落する可能性もあります。